謹 弓 新 年
第一地区 会長 窪田史郎
令和六年(2024年)辰年の新春を迎え会員の皆様、明けましておめでとうございます。
令和二年からのコロナが少し落ち着いてきて、弓友各位本年の弓の目標設定や検討の新春をお迎えのことと思われます。
昨年はコロナが次第に収まりつつある中で、計画の遂行に尽力され無事に進められたことに感謝と御礼を申し上げます。月例記録会の分散開催や審査会の時間割り集合等、コロナ対応の行事遂行にも慣れ、会員の協力の元、無難に進んだと思います。
本年の方向としては、コロナ禍での対応経験を活かし、良かった面は全弓連や都連の方向を観つつ進めようかと考えております。その中で昨年より以上の成果が出せるよう期待いたします。このところ若い弓友が月例記録会や審査会で好成績を挙げつつあることは、地区における今後の光明であると感じさせ大いに期待するところです。
「会」から離れ
射法八節の「会」について「延合は弓手に定め妻手にしめ腹より総身筋骨を張れ」という教歌があります。弓射の中で頂点の「会」での伸合いの有名な教歌です。「会」までは運行良く外形上整ってきますが、そこで、矢を的と矢摺籐に合わせて「パッ」と手で離してしまうのではなく、的に誘われる自分の心と闘い、負の心に打ち勝つ心胆を練り、一線の離れを誘い出して欲しいのです。「会」の充実は難しいところでありますが、この自己との闘いが弓道から得られる人間成長に繋がる最高のものと考えます。
ハラスメント
最近ハラスメント行為(いやがらせ)が連日、ニュースで報道されております。弓道界でもそのような事案があると聞きます。会員間相互の信頼関係があればそのような事態は起きないと考えます。指導する方、受ける方相互に尊重し合い問題の発生を防止すべく常に注意してください。気持ちの良い弓道環境を保持して戴きたく要請します。
今年も行事が連続して役員、選手とも多忙が続きますが、みんなのご協力にて第一地区を盛り上げて参りましょう。正しく強く美しい第一地区実現に向け頑張りましょう。
新年のご挨拶といたします。
令和六年 元旦